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プログラムの特徴
職場(組織)、プロジェクトは問題解決を使命としています。そこでの会議、ワークショップも問題解決のための効果的、効率的、かつ実現可能な対策を立案し、合意形成することが求められます。従って、会議、ワークショップにおけるプロセスを舵とるファシリテーターは問題解決スキルが求められます。当プログラムは問題解決スキルを重視しながらも、噛み合うコミュニケーションの基盤となるロジカルシンキング、チームビルディング、傾聴、意見の引き出しなどのメンバー動機づけスキルも実践での活用を前提した内容となっています。
実践スキルの開発、強化に向けては、ケーススタディによって、どのような効果を生み出すためにファシリテーターが担う役割、発揮すべきスキル、活用すべき手法の理解を図ったあと、全員がロールプレイングを行います。ただし、ロールプレイングでは講義やケーススタディで理解したことを忘れ、先を急ぎがちになります。よって、ロールプレインごとにきめ細かいフィードバックを仕掛けて、全員が良い体験(教訓抽出ができる)になるようにします。
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プログラムの概要
@目的
職場(組織)、チーム全員が問題設定、分析、対策、立案、評価プロセスに主体的に参画し、情報共有し、合意形成に貢献し、責任を持つための、問題解決型コミュニケーションスキル習得を図る。
A目標とする成果
1)会議、ワークショップにおけるファシリテーション効果の理解
2)ファシリテーターの役割についての理解
3)ファシリテーターに求められる能力の習得
B基本的な進め方
1)協働の狙いと現状、その背景の理解
2)ファシリテーターの役割と必要なスキルの習得
3)ケーススタディによるスキル実践準備
4)全員参画のロールプレイング